デート商法でスーツを買わされないための『伊藤真の民法入門 講義再現版』
伊藤真の民法入門 講義再現版
伊藤 真
おすすめ度 ★★★★★
★★★★☆ 2006-06-04 民法を俯瞰するために
民法はとにかく範囲が広い。
しかも分野相互に関連性があるため、全5冊の教科書の最終巻に書かれていることを理解していないと、第1巻に書かれていることが理解できない・・・などということがざらにあります。
そのため民法では、まず全体像を手早く把握する必要があります。
この本の良さはまさにこの点にあります。
200頁にも満たない薄さ(しかもこれ以上ないくらい平易な言葉で)で、民法の全体像を俯瞰させてくれます。
枝葉を極限まで削り取り、民法の背骨だけを取り出し読者に提示してくれています。
この背骨をしっかりと頭にたたきつけたら、あとは学者の書いた専門書にも立ち向かっていけるでしょう。
なお、枝葉を削り取っている分、この本一冊で何らかの試験に臨むことは無理だろうと思います。ご注意を。
民法学習の一冊目として強くお勧めします。
★★★★★ 2006-02-27 最高最適の入門書
伊藤真の入門シリーズ民法編。このシリーズはすべて好著と言って良いが、特にオススメしたいのが憲法編とこの民法編である。
司法試験入門講座や大学の民法講義では、大抵「民法は難しい」というレッテルを貼るものだが、本書から入ればそんなイメージは払拭できるだろう。徹底的に読みやすい口語体を貫き、身近なたとえ話を巧みに織り交ぜながら、数多くのイラスト、図表を使って懇切丁寧に説明してくれる。
昨今の法律入門書はやたらと難解な表現が多く、専門用語を解説するのに専門用語をもって当たるものすらある。特に、司法試験予備校の教材に、もったいぶったわかりにくい本が多い事は嘆かわしい。しかし、本書にかかれば「契約」「引渡債権」「支払債権」「占有権」「所有権」といった用語も、「おじさん、サンドイッチください」「はい、いいですよ」という誰にでも経験があるような会話になってしまう。読者が容易に想像できるシチュエーションから例を引き、巧みに図表を用いつつ難解な民法の骨子を理解させてしまう過程は、まるで魔法のようだ。
実際、「入門」というタイトルにふさわしく、「民法とは何か」という初歩の初歩レベルから解説しており、法律をまったく知らない人でも楽しんで読めるだろう。司法試験や法科大学院を目指す人でも、民法の概要を的確かつ簡潔にまとめた本として、そこらじゅうにあふれる難解な「入門書」よりも遙かに実用的だ。
本書を読めば、民法がガチガチの理論科目ではなく、ヒューマニズムにあふれる法律なのだということが理解できるだろう。民法の入門書にこれ以上求めてはいけない、と断言して良い。
★★★★★ 2006-02-01 分かりやすいのが一番!
一般的に難しいとされている民法ですが、本書は初心者にも分かるように所々に図があり、説明も分かりやすく書いてあります。民法は難しいけれど、私達の生活に常に関わっている法律です。本書は、そんな民法の入門書ともいえる本だと思います。
★★★★★ 2005-10-02 勉強を始めるのにウッテツケ
ある方にコノ本を紹介していただき、読み始めました。
とにかくわかりやすいです。
大学の教授指定の教科書だけではわかりにくかったのですが、この本を読んだ後では、それもすんなり理解できるくらい、本当に頭に入ってき易い文章で書いてあります。
入門編にもってこいの一冊です。
★★★★★ 2005-09-23 高校2年生に強く薦めます。
本書は、そもそも迷える法学部生を対象に書かれたのだと思います。
むろん大学生が民法の全体像を頭に入れるのに適当でしょうが、
むしろ、いわゆる「進路」について考え始め、
法学部なんかどうかな、と思い当たった高校1・2年生にこそ読んでいただきたいです。
政治的な思惑が反映される憲法や、
とっつき易そうでいて、実は理論面のハードルの高い刑法よりも、
民法こそが法律的なものの見方・考え方を体感するのに最適と考えます。
本書は図説が豊富で条文もきちんと収録しており、
信頼でき、かつ最もとっつき易い法律入門のひとつだと思います。
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