宝塚ろんぱ『宝塚(ヅカ)読本』
おーっと。
これはいいですね!
本当に初心者の為の本みたいです。
◆一生に一度でいいから宝塚を観たいのですが、どうしたらいいですか?
ふむふむ。
たしかに。
僕もそういえばよくわからない・・・
でも面白そうだから、行ってみたいのですよね。
宝塚(ヅカ)読本
中本 千晶
おすすめ度 ★★★★★
★★★★★ 2006-04-27 ヅカ初心者・ヅカ食わず嫌い・ヅカファン皆が楽しめる本!
さあ、芸能諸般「食わず嫌い決定戦」の始まりです。おっと、あなたは能、歌舞伎、ミュージカル、浪曲、宝塚歌劇を出してきましたね。いずれも「さもありなん」の芸能ですね。私は、狂言、中国雑技団、浄瑠璃、コサックダンス、オペレッタで勝負だ、それでは、私からいきます。ズバリ宝塚歌劇でしょうっ!!いきなり当てられてうろたえるあなた・・・・。食わず嫌いとは国語辞典で、「食べた結果嫌いになったのではなく、試してみないで食べ物を嫌っていること、その食べ物。」と定義付けられています。このレビューを読むあなたもこの類ではありませんか?それは、大変「もったいない」ことです。食わず嫌いの宝塚歌劇を大好物するのがこの本の役割です。その理由は以下の通りです。@宝塚の隅々知り尽くした著者の博識 Aオフィシャル本にはない視点の自由さと客観性 Bさりげなく示されるビジネスアイやうんちく Cそして何よりも著者のピュアで愛の溢れるヅカファン気質。この著者の文章はいつも読みやすく、構成に工夫がなされていますが、今回は特にその特徴が表れてます。大好きなテーマを心から楽しんで書き上げ、表紙も金色にしちゃうんだもんねぇ。そのハッピーさが読者にじんと伝わってくる名著です。トップスターになれる人の条件は「歌」・「踊り」・「芝居」・「容姿」よりも「華のあること」だそうです。華とは即ち、「その人のために人肌脱いであげたくなるような魅力」のこと。この著者も「華」をもっておりますぞ。本書は、ヅカ初心者、ヅカ食わず嫌い、ヅカファン・・・すべての方が楽しめる本です。(宝塚の至宝「春日野八千代」さんの写真が見たかった!)
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